■第23回ヨーロッパ公共施設調査団 |
〜公式訪問先概要〜 |
環境保護政策(公共緑地を核にした市街地の形成)〔カールスルーエ市〕 |
南ドイツに位置するカールスルーエ市は、バーデン=ヴュルテンベルク州に属する都市である。 人口は約28万人で、同州ではシュトゥットガルト、マンハイムに続く第三の規模の都市である。 カールスルーエ市では、公共緑地を核にした市街地の形成が、市民の理解と協力に支えられながら、 整然と進められています。 市では潜在自然植生図や各種動植物分布図を作成し、市街地を囲む自然状態に近い森や湿地等を 自然保護地域や景観保護地域に指定するとともに、農地についても辺緑部の自然草地化・農地境 界のブッシュの保全・再生等を通じて生態的に価値あるものへと改善するようにしています。 カールスルーエ市におけるビオトープに配慮した街づくりの手法について学ぶ。 |
都市交通施策環境に配慮した都市交通施策(VAL・レンタサイクルネットワーク)〔レンヌ市〕 |
レンヌ市は、フランスの西部に位置する都市で、ブルターニュ地域圏の首府、イル=エ=ヴィレーヌ県の県庁所在地である。人口は、約20万人である。 レンヌ市では、都市交通施策の整備の一環としてVAL(コンピュータ制御無人車両の地下鉄)やレンタサイクルネットワークの整備が進められている。 特に、レンタサイクルネットワークの整備は、フランスの都市交通整備施策の中で特出した成功例である。市民は、市内数十箇所のステーションに配置された自転車をスマートカードで無料で利用でき、ステーション間の自転車の配置には、自転車配送用のトラックが巡回し行っている。 また、その運営は民間の会社が行い、基本的に広告料で運営している。 このような環境に配慮した都市交通整備施策(VAL・レンタサイクルネットワーク)について学ぶ。 |
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